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英経済誌「エコノミスト(電子版)」のコラム「Japan's shame: the good bureaucrat」(有益な官僚)の翻訳

古賀茂明がついに辞めるそうだ。下記記事で紹介されている英経済誌「エコノミスト(電子版)」のコラム「the good bureaucrat」(有益な官僚)を訳してみた。誤訳が多々あるのでその際はご容赦ください。


改革派経産官僚・古賀茂明さん辞職へ 英経済誌「もったいない」(J-CAST 2011/9/22 18:00)
(前略)
英経済誌「エコノミスト(電子版)」は「the good bureaucrat」(有益な官僚)と題したコラムで古賀を事務次官にすべきであると提案した。
「この国を著しく改善させることのできる数少ない人物を失うなら、それは日本人にとって誠に残念なことである」
一官僚の進退問題がこれほど取り上げられた例は過去に聞いたことがない。
司会の羽鳥慎一「これは一個人の問題でなく改革をしようとする人物が、今の官僚組織のなかではこうなるという大きな問題」
タレントの松尾貴史も「改革の象徴的な存在になっている人を重用できないということは、枝野大臣は改革をする気などないと意思表示していることと同じになる」と断を下す。
トドメは作家デビューしたばかりの立花胡桃「エコノミストが外から見てそうなんだから、そうなんでしょう。みんなバカなんじゃない」

ここから「Japan's shame: the good bureaucrat」(by Banyan)の本文の翻訳。


Japan's shame: the good bureaucrat(日本の恥 良い官僚に対する処遇)
東京|2011年9月14日、午前4時51分


3月11日以降の日本では多くの英雄が生まれた。陸前高田市長は、妻の死という犠牲を払ってまで住民の安全を確保しようとした。東京の消防士は制御不能の原子炉に放水するために福島に行った。ところで、経済産業省の地味な官僚も名誉に値する人の一人だ。名を明かさず、顔も見えず、波風を立てないことが重んじられるシステムの中にあって、古賀茂明氏は一歩前に踏み出し日本のもっとも醜い秘密を明らかにすることを選んだ。

古賀氏は、3月11日以降、日本のエネルギー政策に取り組んでいる時に経験したひどい慣行について発言することを決心した。 東京電力の福島第一原子力発電所での災害は、社会が広範囲に渡って停滞していることを示している。この公益事業会社は、研究費を出して研究者を抱き込み、多量の広告や接待によりメディアを抱き込み、あらゆることに高いお金を払うことで大企業を抱き込み、天下り先を用意することで官僚と規制者を抱き込んでいる。

古賀氏と話すと背筋が寒くなる。よく官僚はレミングのように自己本位で、自ら進んでは行動を起こさない人達であり、またずる賢く細かく管理する人々であると見られている。しかし古賀氏は勇気ある発言をし、どのように電力企業はコストを水増しし、競争を妨げ、電気料金を高く保ち、その結果として日本の成長を妨げているのか、について深く理解しており、これらが官僚に対する対抗手段となる。そこで現れた人物は、すこぶる頭がよく勤勉な公務員で、この国にとっての最善を望んでいる。

古賀氏は春に東京電力再建計画の私案を立案した。一握り改革派議員からは称賛されたものの、(長らくエネルギー企業の言いなりになっている)経済産業省からは完全に無視された。古賀氏は、電力の独占状態から競争へ道を開き、現在、電力10社により独占されている発電と送電部門を分離することを主張している。

日本が古賀氏の主張に耳を傾きさえすればいいのだが。彼の同僚に対する個人的見解のために孤立し、上司からは辞職を迫られた。さらに秘密を暴露したり批判的意見を公表したため、もっと暗い独房のような環境に追いやられてしまった。古賀氏の現在の仕事はというと、ええと、何もありません。海江田万里・前経産大臣に重要なポストをつけてくれるようお願いしたが、海江田氏の態度は曖昧なままだった。 (エコノミスト誌は、古賀氏の見通しについて海江田氏を尋ねたところ、当時の経産大臣が、「長期」間とかで職を解いた。これを翻訳すると「あり得ない。」(the then-trade minister dismissed it as something for "the long term". Translation: "Never".))

5月に行った広範囲に渡る古賀氏とのインタビュー中で、なぜ発言し続けているのか尋ねたとき、「これが、日本が変わる最後のチャンスであると信じている」とのことだった。また「たとえ私が口を閉ざし省内で良いポストを得たとしても―実際にそうしたとしても―この数年で日本経済が急速に悪くなるだろう」との見解を示した。「それが私がリスクを冒している理由です。退職しなければいけないかどうかはどうでもいいことです。私が発言しなければ、日本は変わらないからです。改革を主張できないのであれば、私が行政組織にいる意味はありません。」

9月14日、古賀氏は、現在の上司である枝野幸男経済産業相に、実際のポストをくれるよう依頼する電子メールを送信する準備が整っていた。もし1つもポストが与えられなければ、彼は今月末に退職するつもりだという。この国を実際に著しく改善できる数少ない人物の一人を失うとすれば、日本にとってとても残念なことだ。 それは恥であり、自ら招いた傷である。

枝野大臣に幾許かの良識―と度胸―があれば、古賀氏を事務次官に昇格させ、彼が立案した賢明な改革をやり遂げるための権限を与えるだろう。日本が英雄を必要とするのと同じように、日本はリーダーが必要だ。この国にとって不運ことは、自分に対してどのような影響があろうとも、正しいことのために努力する古賀氏のような人材が昇進するよりもむしろ追放されることだ。
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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