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NHK紅白歌合戦の視聴率について調べてみた

かつて、NHK紅白歌合戦は視聴率トップを独走していたが、最近はかつての面影はなく紅白の視聴率低迷に関する話題が多い気がする。

そこで本記事では
  ・かつてのNHK紅白歌合戦の視聴率はどの位だったのか
  ・視聴率低迷の原因は何か
調べてみた。
■NHK紅白歌合戦の視聴率と1960年代以降の年間視聴率ランキング(上位10位まで)との関係

1960年台以降の視聴率トップテンをプロットしたグラフを示す(下図)。ピンクのラインが紅白歌合戦の視聴率、その他のラインが年間視聴率上位10位までの視聴率である。
年間視聴率ランキング(上位10位)とNHK紅白歌合戦の視聴率

1980年代前半までは紅白歌合戦の視聴率が他番組を圧倒的に上回っていた。しかし、1980年代後半から紅白の視聴率が著しく低下している。一方、他の番組は紅白ほどは視聴率が極端に低下していない。そのため、相対的な視点で言うと、紅白の一人負け状態ということになる。

1988年以降も下落傾向は止まらず、ついには年間視聴率1位の座を他の番組に明け渡すことも多くなっている。最近では紅白の視聴率下落の傾向は落ち着き、40%台で安定している。このように、視聴率が低下しているとはいえ、現在でも紅白の視聴率は毎年トップクラスであるが、かつてのような勢いは既に無い。

今後の視聴率がどのように推移するのかはわからないが、おそらく2015年以降に再度視聴率の下落傾向が始まるのではないかと考えている。このグラフを見ると直近の最高視聴率から直近の最低視聴率を記録するまでの期間が10年程度、同様に最低視聴率から最高視聴率が10年程度のようだ。直近の最低視聴率は2004年につけていることから、次に最高視聴率を記録するのは2015年辺りで、それ以降10年位かけて視聴率がそこから10%~20%程度下落するのではと推測している。

どのような背景でこのような傾向が出てくるのか不明だが、新しいエンターテイメント(ゲーム・インターネットなど)の出現・普及、紅白を見ない層による世代交代、が原因となって視聴率の低下が進むのではないかと思う。

なお、この図で用いた1963年以降の年間視聴率ランキング(上位10位まで)のデータとして、テレビ視聴率ランキング完全データベースを引用させていただいた。NHK紅白歌合戦の視聴率についてはWikipedia(NHK紅白歌合戦)も参考にした。


■紅白歌合戦の視聴率が低下したのは紅白がつまらなくなったからなのか

紅白の視聴率が低下した原因は、単純に、紅白がつまらなくなった、紅白が飽きられた、ためだろうと考えてしまうが、別の理由の可能性もあることを示す。別の理由とは、紅白自体の問題により視聴率が低下したのではなく単に人々がテレビを見なくなったため、ということである。

そこで、紅白歌合戦の視聴率(前半部と後半部)とプライムタイム(19時~23時)の全世帯視聴率(HUT、詳しい意味は後述)の関係をグラフにしてみた(下図)。
NHK紅白歌合戦の視聴率とHUT(総世帯視聴率)

このグラフを見ると、全世帯視聴率HUT(ピンクのライン)が低下し続けていることがわかる。HUTはテレビをリアルタイムで見ている世帯の割合を意味するので、HUTが低下しているということは、すなわち日本人がテレビを見なくなっているということである。

さらにこのグラフから紅白・後半部の視聴率はHUTと連動していることがわかる。したがって、紅白歌合戦の視聴率が低下した原因は、紅白の魅力が無くなったためではなく、日本人自体がテレビを見なくなった結果として、紅白の視聴率も他番組と同様に低下したと解釈できる。ただし、2009年以降で見ると、HUTは低下し続けているが、紅白の視聴率はHUTと連動しなくなっており40%台で安定したようである。普段はテレビを見ないが、年末は紅白歌合戦を見る人々が一定程度いるため視聴率が下げ止まったと考えられる。

なお、この図で用いたHUTのデータは、NHKと在京民放キー局の2011年度第2四半期の視聴率(longlowの日記)から引用させていただいた。

話は変わるが、1989年以降に紅白は2部構成になっており、後半部の視聴率の方が前半部より高い。前半部と後半部の比(下図)を計算すると毎年1.2程度である。すなわち、紅白・前半部の放送時間帯では他番組を見ているが、後半部の放送時間になれば他番組ではなく紅白を見ようと思っている人々が一定程度いるということになる。
ただし、この比率も低下傾向にあるようだ。もしこの比が1になったとすれば、後半部の時間帯になっても他番組から紅白に視聴者が流れないということを意味する。すなわち、視聴者が(前半・後半に関係なく)紅白を見る層と見ない層にニ分されてしまったことを示唆する。
NHK紅白歌合戦 前半部と後半部の視聴率比



最後になったが、HUT(Households Using Television)の意味は次の通り(Weblioより)。
世帯視聴率調査でチャンネルに関係なくテレビ放送中の番組を見ていた世帯の数または割合。通常、全調査世帯に占める比率をHUTと呼ぶ。プライムタイムでのHUTは70%程度である。

HUTが70%ということは、調査世帯の70%がテレビを見ていたという意味である。世帯によっては2台以上のテレビを保有しているかもしれないが、その内の少なくとも1台でリアルタイムにテレビを見ていればHUTとしてカウントされる。
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テーマ : NHK紅白歌合戦
ジャンル : テレビ・ラジオ

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